某(37停止目)

大往生

 

いつもは静かな筈の廊下は喪服に身を包んだ人達が小さな声で話したり、せわしなく歩く音で賑やかだった。

家の前には沢山の花輪が置かれていた。「お悔やみ申し上げます。」「謹んでお悔やみを……」どれも似たような文章だった。


僕は茶の間に寝かされているお婆ちゃんのそばに座っていた。お婆ちゃんは眠っていて、寝息も聞こえてきそうなくらい安らかな顔だった。

僕はお婆ちゃんが、もう動かない事を飲み込めないまま、布団から棺桶の中に移されたお婆ちゃんを見ていた。あと少しで火葬されてしまう……。

僕は動かないお婆ちゃんでも良いからずっと見ていたかった。時間が止まって欲しかった。
無情にも時間は当たり前の用に進み、棺桶にふたがされた。


「では、これから炉の方に火を付けます。」

火葬場の管理人らしき男が告げた、僕は頬が濡れているのに気付いた。お婆ちゃん……、もっと沢山お話をしたかったよ。

「喪爺さん!こちらに来てて休みませんか!」
「おぅおぅ、今行くぞい!」

今、話しかけてきたのは誰だったかな?たしか孫の……


糸冬

 

あとがき

訳が分からないと思うので補足させてもらいます。

ネタとしては、お婆ちゃんをなくした子供だと思っていたら。最後の方で実は「僕」もお爺さんだったという。
亡くなったお婆ちゃんはお爺さんのお婆ちゃんという事です。


すいません。駄文でした。

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