妄想男

 二個目のストップウォッチを押してみる。
 死神女は座布団の上で、少し姿勢を崩してこちらを睨んだまま停止した。

 それじゃ、まずはキスの練習からしてみよう。死神女の唇に俺の唇をくっ
つける。柔らかい。いい匂いがする。作りのよい綺麗な顔が3cmほど先に
ある。ものすごく愛おしくなってギュッと抱きしめてみる。綺麗な髪に鼻を
近づけて深呼吸、匂いなのに甘く感じる。可愛い耳。少しなめてみる。

 「ひっ!」と死神女が体をすくませる。あ、30秒経ったか。ストップウ
ォッチを再びおs
 「何するのよ!」
 一瞬呼吸が止まる。密着状態から、キレのよいリバーブローを頂いた。
死神女は俺の間合いから脱出。「ストマック…!」何かつぶやき、一歩踏み
込んで俺の腹部を右ストレートで貫いた。「グフッ!…いやドムッ!」なす術もなく、
俺は倒れた。

 「ふん!しばらく寝ていなさい!トイレ借りるわよ」
 俺の部屋を死神女が出て行く。
 そして俺は死神女のトイレシーンを見るために気力だけで立ち上がる。
 欲望が痛みに勝った瞬間だった。

――――死神女

トイレに入って、鍵を閉める。
「はぁ…」思わずため息をつきながら、下着を下ろして便座に座る。
あんな奴でも、ストップウォッチの使用を監視しなきゃいけない。

今回の奴は私内ランキング最低クラスの人間だ。
容姿、性格、知能ともに普通の人以下だ。
普通、あそこで何も考えず私を襲うだろうか。普通は拘束するなり脅迫する
なり、一つ準備を置くものだと思うけどなぁ…

まぁでも、あいつも後2時間で死んじゃうんだから、少し我慢してあげないと。
それに早く終らせたいし…

用を済ませる。
よしっ、と気合を入れなおして、パンツを履こうとしたら、無かった。
そして何故かトイレの鍵が開いてて、ドアも少し開いていた。

――――――――――

 俺の家のトイレの鍵は、ドライバーがあれば外からでも開けることが出来る。
ドライバーを取り出し、音を立てずにトイレのドアに近づく。しゃがんでトイレに
耳をすます。死神女は「はぁ…」とため息を漏らしていた。スルスルと衣擦れの音。
パンツを脱いだのだろう。
 ストップウォッチ押す。まずは鍵をドライバーで解除。瞬時に、ヘブンズゲート
を開放。パンツを下げて中腰になり、便器に座ろうとする死神女が現れた。
 しゃがみこんだ俺の体勢からは、死神女のスカートの中、女性器が直視できた。
中腰の絶妙なポーズで、まるで俺に見せ付けているようだ。俺は脳にこの光景を
焼き付ける。名前をつけて画像を保存(S)
 ストップウォッチはあと9秒。俺は死神女の足元のパンツを奪い取った。そして
ドアを閉じて再び待機。

 時間が動き出す。ギシッと便器がきしむ音。座ったか。死神女のパンツの香りを
堪能しつつ、その瞬間を待つ。チョロ、チョロロ…と水音。そして次第にシャー…
と勢いよく尿が便器に叩きつけられる音。俺は4つ目のストップウォッチを押す。
 ドアを開けると、死神女は排尿していた。死神でもするんだなぁ〜と感慨にふける
時間は無い。暗くてよく見えないが、黄色の尿が死神女の股から出ている。時間が止
まっているので写真でとったように停止している。股に手を入れてみる。手が生温か
い尿で濡れていくが気にしない。くにゅくにゅと、柔らかい感触。俺が指を入れて尿
をさせているような錯覚を覚えた。そろそろ時間だ、再び扉を閉じて待機。

 チョロチョロと、尿の音が小さくなっていく。俺は音が切れた瞬間を狙って、5つ
目のストップウォッチを使った。ドアを開けると死神女はトイレットペーパーを使って
拭こうとしているところだった。俺は股間に顔を近づける。むわっとおしっこの匂い。
うっすらと濡れている女性器を舐める。口の周りがおしっこでべちゃべちゃになるが
気にならない。少ししょっぱくてまだ温かい。興奮する。

 死神女の排尿を思う存分堪能して、お土産のパンツの匂いを嗅ぎながら、部屋に
戻った。死神女がなかなか戻ってこないので、パンツを少し舐めてみた。

「ちょ、ちょっと…あなた、私の下着取らなかった?」
顔を真っ赤にして、死神女が部屋に戻ってきた。
「え?知らないよ?」わざとらしくボケてみる。パンツはポケットの中にしまって
おいた。「それじゃ今ノーパンなの?」
「…いいわ、死ぬ前に殺してあげるわ」
「いや、まぁ、殺されたら死ぬわけだけど…」
流石死神、本気で怖い。しかしまぁ、ストップウォッチにはかなわないわけで。
6個目を起動。時間よとまれ。

そろそろ股間の物がやばい状態なので何とかしよう。
直立した状態の死神女を見て、0.003秒考えた後、素股でGO、という結論に至る。
正面から死神女に接近、スカートを上げる。何にも覆われていない、そのままの死神女
の股。そこに俺のを突っ込む。
太もものぷにぷにした弾力と、女性器のぐにゃぐにゃとした感触が俺の男性器をやさしく
つつむ。熱い。おしっこ直後のためか、女性器はほんのり湿っている。腰を動かすと、
ぬるぬるとまとわりつくような感触を覚える。この女、ちゃんと拭いたのか…?
女の陰毛に俺の男性器を擦り付けてみる。腰が引けてしまうほどの強烈な快感。ぷつぷつ
と柔らかく感じる毛の抵抗が気持ちいい。そこで俺は射精する。女の股や脚に直接かける。
死神女と密着したまま、気持ちよさのあまり放心。

「覚悟しなさ…い……い、いやあああ!!!」
「あ、やべ」

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