喪吉その4(41停止目)

この物語は、時を止める能力を手に入れた、喪男の物語である。
主人公は、喪木喪一、25歳。職業会社員。
容姿はキモデブで、汗っかき。
髪の毛も薄いが、女性との縁も薄く、彼女居ない暦=年齢。
偶然、道で拾った時を止めることの出来るストップウォッチが、
喪一の人生を大きく変えてしまったのである。

普段は空いてる電車も、今日は雨のためか、いつもより人が多い。
ダイヤが遅れているため、電車のスピードもいつもより速く、揺れも強かった。
俺の目の前には女子高生2人、隣には大学生風の男。
ガタンと電車が大きく揺れ、女子高生の一人が俺の足を踏んだ。
「フヒー!」
俺は苦痛のあまり、奇声を上げた。
「フヒーだって、きもーい」
「お、お前が、あ、足を、ふ、踏んだからだろ!」
「うわ、豚が人の言葉を話してる!」
「あはは。きんも〜★」
女子高生は、悪びれもせず、俺を笑い続けた。
「こ、この・・・」
俺が怒りのあまり、コブシを振り上げようとすると、隣に居た大学生風の男に
腕を掴まれた。

「おい、おっさん、女の子相手に、暴力奮うつもりか?」
「お、おおおっさんって・・・。ぼ、ぼぼ僕はまだ25歳だ!」
キモデブに加え、髪の毛の薄い俺は、どうみても、40歳以上に見える。
その事は自覚しているが、人に言われると、腹が立つのが人間と言うもんである。
「フヒーフヒー」
鼻息も荒く、大学生風の男を睨み付けるが、男は意に介さず状態である。
「おっさん、キモいんだから、こっち見るなよ!」
「きゃは。やっちゃえ〜」
足を踏んだ女子高生が、囃し立てるように、大学生を煽った。
すでに周りの目は、俺らの方に集中している。
目立つことが嫌いな俺が、今は注目の的だ。

み、みるな! 俺をそんな目で見るんじゃねぇ!
ちくしょ〜、こいつらのせいだ!
こいつら、絶対に許さん!
俺はポケットに手を入れ、時を止めるストップウォッチを押した。

周りの動きが止まり、辺りに静寂が訪れる。
復讐の時、到来である。
まずは大学生風の男。
腹にパンチを一発。
力いっぱい殴ったためか、腕が痛くなる。
「ちくしょう、いい腹筋してるじゃねぇか・・・」
まだ腹の虫が収まらない。
辺りを見回すと、傘を持ってる老婦人が目についた。
ニヤリ。
「おばちゃん、ごめんね」
俺は老婦人に謝り、傘を奪うと、大学生風の男のズボンを、パンツと共に下ろし、
狙いをさだめて傘の先を、大学生風の男の尻の穴に突っ込む。
もにゅっと厭な感覚が腕に伝わったが、無事、傘の先は男の尻の穴に刺さった。

お次は、足を踏んだ挙句に俺を笑った女子高生たち。
こいつらの服装は、ブレザーにチェックの短めのスカート。
首にはチェックのネクタイ。

俺は二人のネクタイを外し、それぞれの両手を、吊革に縛り付けた。
「ふひひ」
ニヤケタ笑いと共に、女子高生たちのスカートをパンツもろとも下ろす。
女子高生二人は、下半身丸裸で、両手を挙げてる状態になった。
時が動き出しても、しばらくは晒し者である。

30秒経過し、時が動き始める。
「ぎゃぁぁぁぁ・・・」
大学生風の男が悲鳴を上げ、もんどりうって、前屈みに倒れる。
しばらくの間、切れ痔に悩まされるはずだ。

女子高生たちも、腕が縛られているのに気付いたようだ。
「ちょっと、何これ?」
「きゃぁぁぁ〜。なんで、スカート履いてないの?」
「え? きゃぁぁぁ」
どうやら、自分たちの下半身が丸裸なのに、気付いたようだ。
「ちょっと、やだ。見ないで!」
「いやぁぁぁ〜」
け、しばらくそうやって、恥をかいてろ!

さっきまでの周囲の視線は、俺から大学生風の男と、女子高生に向いた。
俺は電車が止まると、駅に降り、会社へと向かった。

会社に到着し、席に行くと、机に花が飾ってあった。
ここしばらく続いているのだが、誰が置いてるんだろうか?
俺に惚れてるやつがいるんだろうか・・・?
毎回、菊の花が一輪なのが気になるが、あまり気にしていても仕方がない。

「喪木さん、お茶どうぞ」
今年配属された、我が課のアイドルである萌美が、机にお茶を置いた。
「あ、ありがとう」
毎朝のことなのだが、萌美のお茶を飲むだけで、一日のやる気が違う。
ただ、お茶が古いのか、ちょっと味が変なのが難点だ。
お茶葉くらい新しいのを買えばいいものを・・・。ケチくさい会社だ。

時を止める能力を入手し、やろうと考えたことの一つに、萌美のトイレ
シーンを覗くと言うのがある。
決して、俺が変態な訳ではない。男なら誰しも思うはずだ。多分。
俺は、萌美を観察し、トイレに立つタイミングを待った。
萌美がトイレに立つと、俺もトイレに向かった。
時を止め、萌美よりも先にトイレに入る。
トイレの個室は3つあり、俺は真ん中の個室に入った。

萌美は俺の右隣の個室に入ったようだ。
シュルシュル。
萌美がパンストを下げている音が聞こえる。
ドキドキドキ。
萌美がしゃがんだ音が聞こえたときに、再び時間を止める。
俺は、トイレから出て、萌美の入っている個室の扉に掴まり、ジャンプする。
しかし、運動不足な上、体重が100キロ近い俺には、扉の上から覗くことが不可能
であった。
「フヒー。これじゃ、見えないじゃないか!」
何度かジャンプしてみるものの、届きそうにない。
探してみたが、トイレには台になるようなものも無かった。
次回作戦を練り直して、再チャレンジするとしようと心に誓い、
再び個室に入った。
今回は、萌美の用をたしている音だけでも聞いて、満足しよう。

ジャー。
萌美の個室から、水の流れる音が聞こえた。
どうやら、用をたしている音を水の流れる音で消しているようだ・・・。
律儀なやつめ・・・。

「あ、萌美」
萌美が個室を出ると、萌美の同僚がトイレに入ってきたらしい。
俺はしばらく、個室で様子を伺うことにした。

「萌美も毎朝大変だね。課の人全員にお茶を入れてるんでしょ?」
「うん。でも、新人の仕事だって言われちゃうとねぇ」
「で、やっぱり、課長とかに雑巾の汁とか入れちゃうの?」
「やっだ〜、そんなことしてないよ〜。
うちの課長は渋めで、格好良いし。
雑巾汁入れてるのは、キモイチだけだよ〜」
(え? キモイチって、もしかして俺のこと?)

「あ〜、あのキモい人でしょ?」
「うん。なんか、あの人さぁ、鼻息荒いし、私を見る目がいやらしいしさ。
初めはお腹壊して、会社休んでくれないかなぁって思ってたんだけど、意外と
胃腸が丈夫みたいで、休まないんだよね〜」
「あはは。萌美、ひど〜い」
(萌美のやつめ・・・。見た目に騙されたぜ。あの変な味は雑巾の汁だった
のか! ちくしょ〜)

「え〜、私以外の人だって、酷いんだよ。誰だか知らないけど、毎朝キモイチの
机の上に菊の花だもん。小学生のイジメかよって感じだし」
「お葬式ごっこじゃん、それ。ひっど〜い」
「でしょ〜」
(畜生! ガッデム! あの花はイジメだったのか!
復讐だ! 復讐してやる! まずは萌美、お前からだ!)
俺は時を止め、個室を出ると、午前中いっぱい、萌美への復讐のシナリオを考えた。

昼休みになり、昼食もそこそこに、薬局へ向かう。
目的のブツは例のものである。そう、イチジクの形をした例のやつである。
俺はイチジク浣腸を購入し、ポケットに忍ばせる。
もう片方のポケットには、資料撮影用のデジカメ。
今日は、午後から俺と萌美とで、去年使ったプレゼン資料を探すように、
課長から頼まれていた。
ここまで説明すれば、もうお判りの人も多いだろうから、何をやるかは
あえて説明はしない。

目的の資料は、資料室のダンボールの中だ。
資料室は地下にあり、普段は滅多に人が訪れない。
しかも部屋の鍵が壊れており、中から鍵が開けられないのである。

「じゃぁ、去年作成した資料関係はこれとこれ。
そして、このダンボールの中だから。
俺は、隣の資料室で電子データを探してくるから」
「は〜い」
萌美は、ダンボールに向かって前屈みになり、、資料を調べ始めた。

ポケットに手を入れ、ストップウォッチを押す。
萌美の動きが止まり、時が止まったことが判る。
俺は萌美に近寄り、スカートを捲くった。
萌美のパンツは、猫さんのバックプリントパンツだった。
俺は、萌美のお尻を撫で回し、匂いを嗅いでみる。
「フヒー、フヒー。ウォシュレットのせいか、まったく汚臭はしないな」
ちょっと期待外れだったが、俺は萌美のパンツを下ろすと、小ぶりだが、
形の良いお尻が目の前に現れた。

萌美の秘部は、毛が全体的に薄いせいか、スリットがくっきりと見える。
尻肉を左右に広げると、萌美の可愛いセピア色の菊穴が現れた。
俺はイチジク浣腸を2つ、一気に萌美の尻の穴に流し込む。
萌美にパンツを履かせ、俺は元の位置まで戻ったところで、時が動き出した。

「ひゃぁ」
「どうかしたの?」
浣腸されたせいか、萌美が短く悲鳴を上げた。
「ど、どうかした?」
「い、いえ・・・」
俺は資料室を出て、そっと鍵を閉め、ドアの前で様子を伺う。
これで萌美は、トイレに行くことが出来ないはずだ。

ガチャ。ガチャガチャ。
我慢しきれなくなったのか、萌美が必死にドアを開けようとしている。
「ちょっと、何これ? 開かない」
バンバンバン。
萌美が扉を叩いている。
「ちょっと、すみませ〜ん、誰か居ませんか?
ドアが開かないんです!」
萌美が必死にドアを開けようと叫ぶが、資料室は地下だ。
普段は人も来ない場所なので、無駄なことである。

「すいません、喪木さ〜ん! 喪木さ〜ん、聞こえませんか〜?」
必死に俺を呼び、ドアを開けてもらおうとしているようだ。
(ウヒヒ。良い気味だ。) 
「喪木さ〜ん・・・。あぁぁ・・・。だ、誰か、開けてぇ〜!」
(フヒーフヒー。今まで俺に雑巾汁を入れてた天罰をじっくり味わえ!)
「うぅ・・・」
萌美のドアを叩く音が段々と小さくなっている。どうやら、限界が近い
らしい。

ドアを叩く音が止んだ。
俺はドアに耳を当て、中の様子を伺う。
ぶっぶ・・・。ぶぴ〜・・・。
どうやら、萌美が脱糞し始めたようだ。
俺はドアを開け、中へと入った。
中に入ると、散乱した資料があり、資料の箱に跨った萌美が居た。
どうやら、資料の箱の中に出しているようだ。

ぶっぴ〜(以下自主規制)
俺は、ポケットからデジカメを取り出し、萌美の姿を撮り始める。
極限の我慢から開放された萌美は、しばし放心状態だったが、
カメラのフラッシュに気付き、俺の方を向いた。
「ちょ、何? 撮らないで!」
萌美が手で顔を隠しながら、こちらに向かって叫んだ。
パシャパシャ。
「フヒヒ。こんな所でするなんて、萌美ちゃんって、
見かけによらず、変態趣味なんだね」
「ち、違うの! 鍵が開かなくて・・・」
一度緩んだ括約筋はなかなか締まらず、萌美は排出し続けている。
「あぁ・・・。だめぇ〜、みないで〜・・・」
萌美は天井を見上げながら、涙目で排出を続けた。
俺はその光景を、デジカメで撮り続ける。

やがて、萌美はすべてを出し終えたのか、立ち上がって俺の方を向いた。
「なんで、こんなことをするんですか・・・」
萌美が搾り出したような、小声で言った。
「フヒヒ。萌美ちゃんのスカトロシーン、ばっちり撮れたよ」
「写真消して下さい・・・」
「萌美ちゃんのスカトロシーンを見たがる連中は多いだろうなぁ。フヒ」
「いやぁ、何で私がこんな目に・・・」
萌美がすすり泣きはじめた。

「お、俺のお茶に雑巾汁を入れてたんでしょ?」
その言葉に、萌美が反応した。
「な、なんで、それを・・・」
「こ、これは、復讐なんだよ。お前が俺にやったことの!」
俺は、デジカメの写真を再生し、その画面を萌美に見せ付けた。
「う、うぅ・・・」
萌美が両手で顔を覆い、泣き始めた。

「萌美ちゃん」
そういいながら、萌美の肩に手を置くと、萌美の体が一瞬硬直した。
「俺の言うことを、聞いてくれるよね?」
俺はニヤけた顔を萌美に近づけた。

パシッ
萌美の平手が、俺の頬を張った。
「だ、誰があんたなんかの言うことを聞くもんですか!
見せたければ、見せればいいでしょ!」
萌美は威勢よく啖呵を切り、ドアに向かって走り出した。

俺はポケットのストップウォッチを押す。
時が止まり、ドアに向かった萌美の動きが止まる。
「痛ぇ・・・。エロゲなら、これで言うことを聞くはずなのに・・・」
俺は頬を撫でながら、萌美のもとへと向かった。
萌美は見た目よりも、気の強い性格らしい。
まずは、萌美の動きを封じる必要がある。
俺は近くに置いてあった、荷造り用の紐で萌美の手足を縛った。

びったーん。
時が動き出すと、手足の自由を奪われた萌美が、豪快な音と共に倒れた。
「な、何よ、これ! ちょっと、解きなさいよ!」
俺は、身動きの取れない萌美の腕を掴み、資料机の足に縛った。
「この、変態! 解きなさいよ!」
「フッ、フヒー。うるさい女だな」
雑巾を萌美の口に突っ込み、黙らせる。
「雑巾の味はどうだ? 毎日俺が味わってた味なんだから、たまには
自分で味わってみろ」

萌美を黙らせると、萌美の上に馬乗りになり、シャツのボタンを外し
始めた。
「ん〜ん〜」
「フヒヒ〜」
萌美のシャツを広げると、青の水玉のブラジャーが現れた。
胸は小さめだが、貧乳属性の俺には申し分ない。
「ん、んん〜!」
どうやら、萌美はやめてとでも言ってるのだろうが、俺は気にせず、
ブラをずり上げた。
目の前に、小さめのピンクの乳首が現れた。
俺は萌美の乳首に口に含み、舐めてみる。
ちょっぴり汗の味がした。

「フヒーフヒー」
興奮しすぎで、もはや人語になっていない。
舌先で乳首を転がすと、萌美が首を左右に振り、イヤイヤをした。
ペロペロペロペロペロ。
嫌がっていても、外からの刺激で、萌美の乳首が立ち始めた。
俺は隆起した萌美の乳首を、右手で摘み、左手で萌美の口から雑巾を
取り除く。

「この、変態、キモイチ! はな、ぐむ・・・!」
口が自由になった萌美は、口汚く俺を罵り始めるが、それを塞ぐように
キスをし、萌美を黙らせる。
「んぐー」
「フヒ、フヒ〜」
萌美の口内に俺の舌が、這い回る。
舌を抜き、萌美の唇だけではなく、顔中舐める。
萌美の顔は、俺の唾液でビチャビチャになった。
「フヒ〜。萌美ちゃんの顔、美味しいよ」
「もう、やだぁ〜」
先ほどまでの気丈な態度が一転し、萌美が泣き始めた。

顔を舐めることに満足した俺は、萌美の足の方へと座り直した。
萌美のスカートは、暴れたためか、かなり上までずり上がり、
パンツをぎりぎり隠している状態になっていた。
スカートを掴み、更にずり上げると、ブラと同じ水玉模様の
フリルの付いたパンツが目の前に現れた。
確か、後ろは猫さんのバックプリントだったはずだ。

「フヒーン」
萌美の股間に顔を埋める。
「ちょ、ちょっと、止めて! 止めてよ!
そ、そんなところの臭いを嗅がないでよ!」
「フンフン〜」
萌美の股間の臭いを堪能した俺は、パンツの上から舐め、
吸い上げる。
「ちょっと、や〜め〜て〜〜〜」

俺が顔を上げると、萌美のパンツは俺の唾液でビチャビチャ
になっていた。
萌美のパンツに手を掛け、膝下まで下ろすが、足を閉じている
ので、完全に脱がすことができない。
「フヒー。足の紐を解くか・・・」
俺は足の紐を解き、パンツを足首から引き抜く。
これで萌美は、完全にノーパン状態になった。
萌美のヘアは薄めで、くっきりと割れ目が見える。
萌美は必死に我慢をしているのか、下唇を噛みながら、じっと耐えていた。

「フヒヒ。ぶげひっ」
もっと良く見ようと、俺が萌美の股間に顔を近づけると、萌美の渾身の蹴り
が俺の顔面にヒットする!
俺は鼻血を流しながら、後ろ倒されてしまった。
「ブ、ブヒー、よくも・・・」
足の紐を解いたのは、失敗だった。萌美は、足で俺をけん制している。
俺はストップウォッチを押し、時間を止めると、萌美の足を左右に開き、
机の足に縛った。
萌美は、V字に足を開いた状態になった。

時間が動き出す。
「ちょっと、いつの間に! こ、こんな体制、やだぁ〜」
萌美は必死に足を閉じようとするが、縛られた状態では、腰がなめまかしく
動くだけだ。
俺は、萌美の腰を掴み、股間に顔を埋める。
「フヒ〜。ウンチの臭いがする〜」
「そ、そんなこと言わない・・・ひゃぅ」
俺が萌美の菊穴に舌を這わすと、萌美が小さく悲鳴を上げた。
菊穴を舐めると、ちょっと渋めの味がしたが、気にせずに舌先を硬くし、
中に挿し込む。

「だ、だめ、そんなとこ、舐めないで〜」
俺の舌が、萌美の直腸の中で暴れまわる。
「い、いや、あ、あぁぅ」
萌美の声が、段々と色を帯びてきた。
「はぁはぁ・・・。もう、もぅ、やめて・・・」
萌美の懇願とは裏腹に、萌美の秘部からは、薄っすらと愛液が滲み
出していた。
俺は萌美の愛液を、指先ですくい上げ、萌美に見せる。
指先を広げると、愛液が糸を引いた。

「く・・・」
「ふひひ。お尻の穴で感じたんだ」
「ち、ちが・・・あぅ」
萌美が否定する前に、十分に滑らかになった、菊穴の中に指を入れる。
俺は、指を菊穴の中に出し入れし、萌美の秘部を舐め始めた。
「ちょ、や、やめ・・・あ・・・ああぁ・・・」
菊穴と秘部、両方を攻められ、感じてきたのか、萌美の声が艶っぽく
なった。

「フヒフヒーッ。も、もう我慢できない」
俺は、ズボンとパンツを一気に脱ぐと、ポークビッツよりも多少大きめ
の息子が、勢い良く飛び出した。
萌美の腰を掴み、狙いを定める。
「や、止めて! 入れないで!」
腰を沈め、一気に萌美の中に挿入する。
「いや、いやぁ、キモイチに、キモイチに入れられたぁ〜・・・」
生まれて初めての感覚。
萌美の中は暖かく、ぬるっとした滑らかな刺激が、息子に伝わる。

ぬちゃ、ぬぷっ
必死に腰を動かすと、すでに濡れている萌美の秘部から、いやらしい
音が聞こえる。
「はぁはぁ・・・あぅ・・・あぁん・・」
萌美の声は、すっかり喘ぎ声に変わり、俺は更に激しく腰を動かす。
俺の方も絶頂に近づいていた。

ぬぷっ。ぬちゃ。
「あ、あぁ、あぁん。あ、ああぁ、い、イク、いっちゃう。
キモイチにイカれちゃぅぅぅぅ〜。や、やだ、イキたくないぃ。
だめ、だめ、あぁぁぁぁぁ・・・」
一瞬、萌美の体が硬直し、力が抜けた。
どくどくどく
萌美が絶頂を迎えると同時に、俺も萌美の中に精子を吐き出した。

「はぁはぁはぁ・・・」
「ふひー、ふひー、ふひー」
射精を終え、頭が冷静になると、自分がやった事の重大さに気付く。
俺と萌美は同じ会社で働く者同士。
俺の素性は、バレバレである。
それに加え、先ほどの萌美の反応から、警察に突き出されてしまう
だろう・・・。
どうする、俺!
時を止める能力があるから、警察が来ても逃げることはできる。
しかし、素性がバレているから、明日からは指名手配犯になってしまう。
いっその事、萌美を殺して、逃亡するか・・・。

「紐、解いて・・・」
「へ、へは?」
「もう、暴れないから、紐解いて。この体勢だと苦しいの」
「あ、あぁ、うん」

ごぷっ
足の紐を解くと、先ほど流し込んだ精子が逆流し、一気に流れ落ちる。
「手も解いて」
萌美の言葉に従い、手の縄も解くと、萌美が立ち上がり、服を着始めた。
着替え終わった萌美は、涙目で俺に日ひと睨みし、ドアの外へと走って
行った。
俺は慌ててストップウォッチを押そうとするが、ポケットの中にあった
はずのストップウォッチがない。
「な、なんで?」
俺は必死に脱ぎ捨てたズボンや、上着のポケットを調べるが、ストップ
ウォッチは無かった。

時を止める能力を失った・・・。
萌美に対しての行い・・・。犯罪者確定である。
このまま逃亡するか? どうせ、身元はバレているのである。
指名手配されれば、捕まるのが多少伸びるだけだ・・・。
俺は覚悟を決め、自分の机へと戻った。

机へと戻ると、萌美はすでに席に戻っていた。
恐らく、この後警察が来て、俺は逮捕されるだろう。
時を止める能力が、永遠に続くものだと思っていた。
突然手に入れた能力だ。突然失うこともあるだろう。
もっと、考慮して使えば良かった・・・。

そんな自責の念に捕らわれながら、その日の午後を過ごした。
なぜか、その日に警察が来ることもなく定時を迎えた。
萌美の様子は、普段と変わりがなかった。
(なぜだ? 萌美は俺を訴えなかったのか?)


あれから2ヶ月。俺は訴えられることなく、今も職場で働いている。
普段と変わったことと言えば、毎朝萌美の入れてくれるお茶が
普通のお茶の味になったくらいだ。
なんで、萌美は俺を訴えなかったのだろう・・・。

メーラーを開くと、萌美から一通のメールが来ていた。
「妊娠しました。2ヶ月です。責任取って下さい」

こうして俺と萌美は結婚し、萌美は寿退社した。
俺は今も、あの出来事について萌美に聞けないでいる・・・。

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